千里の道も一歩から

一歩踏み出さなきゃどこにも行けないんだよ。



ということで課題、”日誌を書く”に挑戦したいと思います。
本当はずっとずっと渾身の長文日誌を書いていたのですが、えーとその。
ブラウザがフリーズして消えました。

…………改めて0から書き出します。(メモ帳とかで書けば良かった。



PLUS(デザイン部)では最近、三年の先輩が毎週金曜日に教室を開いています。
多分、『授業ではあまりやらないけれど今後必要とされる技能を教えといてあげよう』、という意図なのでしょう。今は主にグラフィックについてあれこれとしています。
今日はライティング技術について日美の方からお話を伺いましたし、先週、先々週はアドビのイラストレーターをいじりました。


さて、この教室。
毎週講義後に課題が出されます。
今週の課題(再来週提出)は”トイレットペーパーを撮影しろ”(勿論ライティングを使って)。
今回話題にしようとしているのは、先週出された”イラストレーターで名刺を作成する”という課題です。
(今日、その作った名刺をみんなで交換し合ったので、話題にしやすいかなと)


これが、大変でした。

フォトショップなどのビットマップベースのグラフィックソフトは(多少)使ったことはありましたが、イラレのようなベクターベースのものは全く触れたことがなかったので、本当に操作が分からない。
あれは点と点とを結ぶ線で描画していくものなんですね。
その方程式やパラメータで画像を構成しているから、変形させても画像が劣化する事がない。
知識としては知っていましたが、実際に目にしてみると”おお!”と思いました。
本当、どんなに拡大してもドットが見えないんだもん(ドットで描いている訳ではないのだから、当たり前と言えば当たり前ですが。

ちょっと話が前後しましたが、と。
そんな事に感動したのも束の間、実際に制作に入ると地獄が待っていました。


思うとおりの絵が描けない。


マウスだから?それは理由にならない。
イラレは描いた図形を、描画したその後に変形させる事ができます。
線を構成する点と点の位置を変えたり、線の曲がり具合を変えたり、太ささえも変えられます。
要するに、マウスで適当に引いた図形を後から整える事も可能なわけで、ということはつまり、この”整える”、”点をいじる”作業が出来ないというわけです。
面を構成するのは線。線を構成するのは点。点を上手く使えなければ、面を作ることはできない。
点の使い方が分からない私は、面を作れない。


まあ、当たり前と言えば当たり前の話。
今まで全く触れたことのない技術を、ちょっとやそっと教わった程度でマスター出来るのであれば、教本も先生も必要ありません。

また、教わっただけでは自分の物にはなりません。
何度も何度も繰り返してやってみて、考えて悩んで、分からない時には聞いてみて、そうして初めて自分の技術になる。
自分で何か始めなきゃ、何も自分の物になりはしない。

火・水の二日間、8時近くまで学校に残って作業した結果、最終的には色々と誤魔化しつつも自分の作りたかったものと結構近いものを完成させる事ができました。
何度も諦めて楽な方に流れようかと思ったけど、諦めなくて良かった。
諦めずに前に進んだから、周り道も多かったけど、それでもちゃんと形になった。
これは確実に進歩したと言えるでしょう。

千里の道も一歩から。
当たり前と言えば、当たり前の話………なんだけど、何か、それを忘れていたような気がします。



えーっと、これ、日誌って言い張ってもいいですか?